こんにちは、hirokoです。
今年の2月に2回目、3年ぶりの大腸の内視鏡検査をしました。人生には3つの坂があるそうです。「上り坂」、「下り坂」、あともう1つが「まさか」です。
大腸の内視鏡検査なんて痛くて苦しくて怖い? 面倒くさい!でもお腹の調子が悪くて気になる!という人たちに読んで欲しいです。そして、まさか?にできるだけ会わないようにしたいものですね。
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私は2018年から2年間ほどニューヨークに住んでいました。その8か月ほど前からお腹が突然痛くなり、お腹が張ったり、何か消化のできないプラスチックのようなモノが腸の中でゴロゴロしてくる感じがするうちにいきなり水様便ぐらいの激しい下痢になるようになりました。元々は便秘気味です。ニューヨークに行くことは決めていましたが、お腹を診てもらうのは怖くて、様子を見るだけで渡米してしまいました。ニューヨークにいても時々この腹痛に悩まされ、保険を使って病院で検査してもらおうかなとも考えましたが、コロナが始まり病院が一杯でそれどころではなくなりました。そして、いい加減に検査をしてもらわないと駄目だと思い、留学を断念して帰国しました。 肛門から内視鏡を入れて、大腸の中を直接診てもらう検査です。そして、ポリープなどが見つかればその場で切除したりもします。そのために、検査前に腸の中を空っぽにします。 検査の2~3日前から繊維の多い野菜、果物、キノコ類、海藻類を避けた、消化の良い食事をしていきます。 そして、検査前日は三食摂りますが、消化しやすく、カスの残りにくい食事にします。 具体的に、食べて良いモノは 煮うどん、おかゆ、豆腐、ヤマイモ、ジャガイモ(皮は食べない)、食パン、バナナ、リンゴ(皮は食べない)、透明のキャンディー、プリンなど。 避けるモノは 日本そば、ヒジキ、ワカメ、モヤシ、エノキ、コンニャク、ゴボウ、豆類、トウモロコシ、菜っ葉野菜、切り干し大根、スイカ、キウイ、イチゴ、ジャム、天ぷら・揚げ物などです。 エノキはダメだと強調されていたので、うっかり食べてしまうことも多いのかもしれません。スイカやイチゴなんて言われないと食べてしまいそうな食品です。 水分は多めに摂り、アルコール類は禁止です。また、乳製品は牛乳やヨーグルト、チーズなども避けます。 私は検査前日の食事を考えるのが面倒だと思ったので、検査したクリニックに勧められた「大腸内視鏡専用検査食」を買いました。 3食を食べた後は、夜9時にセンノシドという下剤を飲んでおきます。 これが意外にも美味しいのです。私はグリコの「大腸検査食 エニマクリンeコロン三食セット」を食べました。朝は鶏と卵のぞうすい、昼は大根とジャガイモの鶏そぼろあんかけと白がゆ、夜は煮込みハンバーグと白がゆのメニューです。特に、煮込みハンバーグは普段でも食べたいほど美味しいです。全てレトルトになっていて、熱湯や電子レンジで温めても常温でもすぐに食べられます。その反面、とても満足感があります。
これがこの検査では一番の頑張りどころです。検査当日は食事をせず、下剤のマグコロール散68%分包を作って飲んでは排便して腸の中を空っぽにします。 この薬はビニールの大きな容器の中に入っていて、1800mLの水を入れて溶かして2時間ぐらいかけて飲んでいきます。最初はこんなにたくさんの水分を摂れるのかと驚きましたが、大丈夫です。飲めます。スポーツドリンクの様な味で飲みやすいです。この時は暫くはスポーツドリンクは飲みたくないなと思いました。 200mL、大体コップ1杯ずつを10~15分かけてゆっくり飲んでいきます。約2時間ほどで飲みきれますが、飲み始めの1時間ほどで排便が始まります。最初は時間を見ながら規則正しく飲もうと思いますが、そのうちに排便が始まったら飲んではトイレに行くのを繰り返すので、特に時間を見なくても飲めるようになります。薬は最後まで飲み切ります。 排便は最初は濃い色だったのが薄い色に変わり、固形物もなくなって、しまいには透明から黄色の液になります。変な表現ですが、最後はお湯がおしりから出てくるような感覚でした。 私は大腸内視鏡検査だけをしました。検査は寝ているうちに終わる無痛麻酔内視鏡、リアルタイムで検査画面を見ながらの覚醒内視鏡、最低限の麻酔を使う内視鏡から選ぶことができました。 私は痛みがあったり、大腸内に何かがあるのを見るのは怖いので、無痛麻酔内視鏡を選びました。検査は何も病変がないと15~30分で終わります。麻酔は注入されてからあっという間に効き、5分ぐらい寝て気持ち良かったなぁという感覚のうちに終わっていましたが、多分30分ぐらい経っていました。ここで病変があるとさらに時間がかかります。 1時間ほどベッドに横たわったまま気持ちの良い時間を過ごしました。眠気があるだけで痛みや不快感などは何もありませんでした。幸いなことにポリープも何もなく腸内が綺麗なことを説明され、すぐに帰ることができました。ポリープなどがあれば切除したりするので、何日後かにその組織検査の結果を聞くことになります。病院を出てからも特にふらつくこともなく、普通に帰宅することができました。 大腸の内視鏡検査は考えているより大変ではないことがお分かりいただけたと思います。 ただ、病院に行くまでにお腹の中を空っぽにするのはちょっと大変です。 あとは、怖いと思うなら私が受けたように麻酔をかけてもらって、ものの5分寝ていただけかな?という感覚で終わるのでお勧めします。検査や麻酔では持っている疾患や飲んでいる薬にも影響することがあるので必ず申告してください。私は1回目は申告をすることを忘れていた疾患があり、麻酔で使えない薬を使っていました。何事も起こらなくて結果オーライでしたが。 なお、もしポリープなどがあるなら切除するので、検査後は1週間ぐらい食事制限があり、飛行機に乗ったり、長距離を移動する旅行や運動などは控えないと駄目です。 私は1週間後に山に行きましたが、腸の中に何かがあれば無理でした。今回も腸の中は綺麗だったので、すぐに普通の生活に戻りました。 値段は3割負担で1万円弱でした。 1回目に検査した時は腸に病変が見当たらないので、過敏性腸症候群という診断になりました。その後、大分腹痛が起きる頻度が減りましたが、身内が以前大腸がんで亡くなっているためにリスクがあるということで2回目の検査を受けました。結果は1回目同様、腸に病変は見当たりませんでした。多分心因性の症状だったのではないかと思いますが、検査をして100%とは言えないまでも安心感を得ることができました。そして、また3年後に検査を受けると思います。 検査前の準備や検査方法はそれぞれの病院やクリニックで他にも色んな種類があります。 この記事を読まれて、一人でも多くの検査を迷っている人達が検査をしてみようか!という気持ちになれば良いなぁと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました(^.^) こちらもよろしくお願いします↓↓↓ 大腸の内視鏡検査に至るまで
大腸内視鏡とは
検査までの道のり
大腸内視鏡専用検査食
検査前の準備
検査
検査後
終わりに