こんにちは、hirokoです。
5月4日に奈良県桜井市にある忍坂(おっさか)街道を80代の両親と一緒に歩いてきました。奈良県に住んでいた時は知らなかった場所ですが、万葉集にも関連した場所で、なかなか楽しかったですよ。
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忍坂(おっさか)街道
奈良県桜井市にある街道で、宇陀という場所から奈良盆地に進軍したと言われる神武天皇のゆかりの地で、忍坂(おさか)山のふもとにあります。街道名の漢字は忍坂を使いますが、地区名などは忍阪の方を使い、お墓には押坂(おしさか)を使うなど、どこに何を使うか分からなくなります。この街道沿いには古い町並みが残り、舒明天皇陵や大伴皇女の墓など、古事記や日本書紀に出てくる人たちに関係ある場所を見ることができます。
石位寺の「伝 薬師三尊石碑」
忍坂(おっさか)街道を歩くにはこの場所は外せません。石位寺には国の重要文化財である「伝 薬師三尊石碑」があります。元々石位寺にあったものではなく、今は跡しか残っていない栗原寺にあったものではないかと言われています。丸みがある三角形の石に三体の仏さまが彫られています。
保存状態はとても良く、ぱっと見は石の色だけに見えますが、よく見ると朱色の部分や黒い部分もあり、うるしがかけられていたのではないかという説もあります。三体ともお顔は柔和で、見れば見るほど引き込まれていきます。2020年1月15日~3月8日には東京国立博物館で催された「出雲と大和」という特別展にも持ち出されたほどの名品です。
この石位寺は今は無住職のお寺になっていて、忍阪区の住民の方がボランティアで管理しています。拝観を希望する場合は1週間以上前には桜井市観光協会に申し込まなければなりません。
電話番号は0744-42-7530です。
私はたまたま個人のメルアドを見つけたので、出かける数日前に対応をして頂きましたが、とてもラッキーだったようです。
とても親切にしていただき、詳しい説明もじっくりと聴くことができますよ。
歩いたコース
JR桜井駅→茶臼山古墳→報恩寺→外山(とび)不動院→忍坂坐生根(おっさかにいますいくね)神社→玉津島明神→神籠(じんご)石→石位寺→庚申堂→ランチ→舒明天皇押坂内陵(おさかのうちのみささぎ)→鏡王女万葉歌碑→鏡王女押坂墓(かがみのおおきみおしさかぼ)→大伴皇女押坂内墓(おおとものひめみこおしさかうちはか)→近鉄大和朝倉駅→JR桜井駅
漢字の読み方がとても難しいです。
このサイトでは3つのモデルコースが出てきます。もし登山ができるなら、292mの外鎌山(忍坂山)と組み合わせても歩くことができます。眺望は良いそうです。
近鉄大和朝倉駅近くには古墳公園もあり、移設された古墳群を見ることができます。
1日で15000歩ほど歩きました。
ランチ
忍坂街道にはコンビニやお店はないので、どこかで用意して持って行くか、
あるいは1軒だけレストランがあります。それがこの「さらい」 です。
毎日は営業されていないので、確認してから行かれることをお勧めします。
和食と洋食のセットもあり、私たちは和食を選びましたが、タケノコが入っていて美味しかったです。ドリンクとデザートもついて、両方とも2090円でした。
終わりに
アップダウンのあるハイキングだったら腰や足に負担がある、80代の両親を連れてのウォーキングにはもってこいの旧街道歩きでした。
桜井市にはたくさんの万葉集の碑があるらしく、普段は万葉集に触れたことがない私には新たな興味がわきました。
この日は石位寺への参拝は私達1組でしたが、こんな素晴らしい石仏、多くの人に見てもらいたいです。是非早めに予約してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)
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