こんにちは、hirokoです。
今日は今上映中の映画「In The Heights(イン・ザ・ハイツ)」について紹介します。
ニューヨークでもミュージカルが新型コロナのために閉鎖された後、やっと最近戻ってきましたね!私は2010年にこのミュージカルを観ていますが、とても心残りがありました。さて、それは。。。
目次
In The Heightsとは
元は2008年からニューヨークのブロードウェイで上演されていたミュージカルで、ニューヨーク、マンハッタンの北西部にあるワシントン・ハイツの話です。
そこはアメリカ中南米系移民、いわゆるカリビアンたちが多く住むエリアです。ここで起こる、移民たちの問題、恋愛、望郷などが描かれています。日本でも2010年8月から9月にかけて上演されました。そして、トニー賞やグラミー賞も取っています。2021年になってから映画化されて、今日本でも観ることができます。
ミュージカルの体験談
2010年にボストン、フィラデルフィア、ニューヨークを訪れた際に、当時日本でもマスコミで大変盛り上がっていたこの作品のミュージカルを観てきました。
その頃は日本からチケットを取るのが大変だったのか、ニューヨークにある代理店を通したので、高い手数料を払って108ドルも払い、ニューヨークにある小さなオフィスをあらかじめ訪ねてまで、予約したチケットを取りに行きました。
ところが、最初の、ジョージ・ワシントン・ブリッジが見えている建物の前で何人かが集まって演技をしていた後、いつの間にか寝込んでしまい、気がついたら最後の場面だったという失態を犯してしまいました。要するに、何も観ていず、寝ながら音楽だけ聴いていたという状態でした!悔やんでも悔やみきれないまま終わりました。
映画を観た感想
今日はミュージカルの体験をリベンジしようと意気込んで見に行きました。興奮してなかなか寝付けなかったほどです。
この映画の舞台はワシントン・ハイツです。ニューヨーク、マンハッタンの北西部で、ハーレムより上にある地域です。そこはハドソン川上にニュージャージーとを結ぶ、ジョージ・ワシントン・ブリッジのたもと付近でもあります。すぐ近くには名門コロンビア大学やコロンビア付属病院などもあり、私も以前その辺を案内してもらいました。私はニューヨークのいろんな場所に行っていますが、正直に言って、ちょっと治安が悪い場所だなと思っています。あまり一人では歩かない方が良い気がします。
私は2年間ほどニューヨークのブルックリンに住んでいて、ちょうど1年ほど前に帰国したところです。私の住んでいた場所もカリビアンの多く住むエリアで、映画を観ながら共通したものが多いなと思いました。
ニューヨークは人種のるつぼと言われる場所で、本当に世界各地からの人達が住んでいます。そして、人種によってコミュニティーができていて、住みわけがされていることも多いです。私も結局日本人が多いアパートに住んでいましたし、日本人同士で集まることも多く、また日本人が作った掲示板と言われる、ネット上での求人、モノの売買、サークル、賃貸物件などが載っているウェブサイトをよく使っていました。
このIn The Heightsも同じような、カリビアンたちのコミュニティーの中での話になっています。
カリビアンというと、とても陽気で騒がしいのが大好きです。実際に遭遇していたのが、7月4日の独立記念日が近づくとあちらこちらで花火が上がったり、夏の間中外に大きなスピーカーを持ち込んで大音量の音楽をかけて聴いたり、踊ったりすることです。まず、ニューヨークで個人的に花火を上げるのは違法です。なので、ニューヨークでは花火は売っていませんが、他の場所かネットで買うのでしょう。そして、花火も音楽も時には12時過ぎても鳴っているので、夏になると眠れないことも度々です。これは本当にコミュニティーによるものみたいで、マンハッタンのアッパーウェストやイースト地区のような高級住宅地ではこんなことはないようです。
こんな動画があります↓
また、夏になるとその辺にある消火栓が開けられ、水が飛び出してその周りに水たまりができていることもしばしばです。これも夏の風物詩です。
停電の場面もありましたね。私も実際に2019年7月13日に経験しました。英語でBlack Outと言います。
7月12日にはマディソン・スクエア・ガーデンにジェニファー・ロペスのコンサートを見に行きました。そして、13日もコンサートがあったはずなのが、停電のために延期になりました。13日は私は外に出ていました。とても暑い日で、冷房の使い過ぎかなんかで電力供給が追い付かなかったようです。停電が起きた時間はまだ夕陽があり、すぐ近くの地下鉄が止まってしまったため、暑い中暫く歩いてから電車に乗ることになりました。真っ暗ではなかったからまだ良かったです。後で聞きましたが、電力の普及はお金があるアッパーウェストやイーストら辺からされたらしいです。
映画全体に流れる、ラテンの色々な音楽もノリが良くて楽しいです!
終わりに
2010年に観たはずのミュージカルのリベンジがやっとできました。もちろんミュージカルの方が立体的に見える生ものだし、音楽も素晴らしいのですが、映画の方はワシントンハイツの様子を見ることができたことも良かったです。今回はもちろん、一睡もせずに集中して楽しむことができました(笑)
ニューヨークの観光地ではなく、実際に暮らしている人達の暮らしぶり、考え方などの人間性が見えるところがとてもお勧めです。私にとってはニューヨーク生活のいろんな場面も思い出すことができてとても懐かしくて良い映画でした。
今日は食もニューヨークを楽しもうと思い、初めて日本のShake Shackに行きましたが、ハンバーガーの味がなんだかニューヨークと違い、あまり美味しく感じられませんでした。黒ゴマシェイクは珍しくて美味しかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)
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