こんにちは、hirokoです。
アメリカ人は本当にドーナツが好きですよね。
ニューヨークの街を歩くと、たくさんのドーナツショップが目につくだけでなく、コーヒーショップやスーパー、屋台を見てもいつもドーナツが置いてあります。
その中でもチェーン店の多い “ダンキンドーナツ(Dunkin’)” はとりわけ目につきます。並べられているドーナツを見ていると日本の “ミスタードーナツ(Mister Donut)” によく似ています。
実は一部の店舗を除いて、今やダンキンドーナツは日本にはなく、ミスタードーナツはアメリカにはありません。
ということで、2つのドーナツ屋さんのかかわり方などから見ていきたいと思います。
目次
ダンキンドーナツとミスタードーナツの歴史
まず、 ダンキンドーナツは、1948年にアメリカ在住の東欧系ユダヤ人であったウイリアム(ビル)・ローゼンバーグによってマサチューセッツ州クインシーに作られました。
創業者のローゼンバーグは、義妹の夫ハリー・ウィノカーとともに会社を運営していましたが、経営方針の違いからハリー・ウィノカーは独立し、1956年にマサチューセッツ州ボストンでミスタードーナツを創業しました。
1990年にはダンキンドーナツがミスタードーナツを吸収合併したため、イリノイ州に1店舗残るだけで、あとはダンキンドーナツかあるいはペンシルベニア州とオハイオ州ではミスタードーナツと同じメニューで、『 Donut Connection』という名前のドーナツ屋さんになっています。
日本では1970年にダンキンドーナツが入ってきましたが、1971年に最初のミスタードーナツが大阪箕面市にできて以来市場を奪われました。そして、ダンキンドーナツは在日米軍基地を除いて、1998年に日本から撤退しています。
ダンキンドーナツは今や日本を除く29か国で展開し、ミスタードーナツは日本以外では韓国、中国を除く、他のアジアの国で展開しています。
英語ですが、イリノイ州のミスタードーナツの様子が分かる動画です⇊
こちらも英語ですが、ミスタードーナツの歴史を話しています⇊
ダンキンの意味
ダンキンドーナツのダンキンは、アメリカ人はよくドーナツをシロップやクリームなどに '浸して' (dunk) 食べることから来ています。
そして、この食べ方は1934年の映画『或る夜の出来事』でクラーク・ゲーブルがドーナツの正式な食べ方として紹介していたことから来ているそうです。
映画『或る夜の出来事』 (It happened one night)
一部はこちらで⇊
白黒ですが、美男美女の恋愛物語がとても良さそうですね!
ダンキンドーナツの味
ダンキンドーナツはミスタードーナツと味も似ていますが、やはりアメリカだけあって甘めではあります。左のアップルフリッターは1つ510kcal、右のグレイズドブルーベリードーナツは1つ350kcalです。
シーズンによってはこんなものがあるところも似ています!パンプキン色のドーナツに蜘蛛が乗っています!⇊
まとめ
・私は2000~2001年にアメリカに住んでいました。その時にミスタードーナツを探しましたが見つかりませんでした。日本に帰国してからミスタードーナツにメールして、アメリカにはミスタードーナツがあるのかを質問しました。まだまだその頃はインターネットで色々なことを調べることができる時代ではありませんでした。ミスタードーナツからは丁寧な返事の手紙が返ってきて、その中に、ミスド特製の万年筆のようなペンが入っていました。
これにはとても嬉しかった記憶があります。とても書きやすくて重宝しています。
・ダンキンドーナツがこんなに店舗を広げて成功したのは、流石ユダヤ人創始者だと思います。そして、日本のミスタードーナツも営業戦略が上手いですよね。私の母からして、よくノベル品をもらうためにドーナツを食べたものです。そして、テレビでのコマーシャル効果もすごいですよね!友人からもらったものですが、こちらでもミスドのバスタオルは活躍中です。
・映画『或る夜の出来事』は是非見てみたいです。
・フランスでもクロワッサンはコーヒーやココアなどに浸して食べます。
・アメリカに唯一残っているミスタードーナツと、ドーナツコネクションにも行ってみたいです。
参照:
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダンキンドーナツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミスタードーナツ
最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)
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