こんにちは、hirokoです。
今日は料理用バナナであるプランテン (Plantain) を紹介します。
ニューヨークに住んでいると色々なスーパーでこのプランテンを目にしました。特に私の住んでいたブルックリンのその場所はカリブ海周辺国出身の人達(カリビアン)が多くて、日常の食事でよく食べていたんだと思います。スーパーにはくすんだ赤茶色や緑色や黄色の普通のバナナかどうか区別がつかないようなものが一杯並んでいました。にもかかわらず、何となく買いそびれて終わってしまいました。
先日遠出してイオンに行ったときに久しぶりに見たので買ってみました。
目次
プランテンとは
生ではあまり食べない、普通加熱して食べるバナナの通称です。バナナとプランテンの交雑種というものもあり、区別は明確ではありません。
プランテンはバナナより甘味が少なく、アフリカや南アメリカのいくつかの国ではお米やパンの様に主食にしているところもあります。
私のLanguage Exchangeのイギリス人パートナーのご両親はカリビアンでした。彼女は小さい時からプランテンを油で揚げて、シチューやごはんと一緒にサイドメニューとして食べて育ってきたということです。プランテンチップスというものやスィーツとしてのプランテンは知らないとおっしゃっていました。そして値段はイギリスでもバナナよりは高いそうです。ニューヨークでの値段は分かりません。また、プランテンは加熱しても柔らかくならないのも特徴だそうです。
色々調べると、カリブの国だけでも国によって、また他国でも料理方法が様々です。油で揚げたり、蒸したり、何かと一緒に炒めたり。。。プランテンチップスもあるし、砂糖を入れてスィーツとして食べることもあるし、よく熟れたら生でも食べられます。
私はフィリピン産のカルダバ (Cardava) というプランテンを買いました。たったの2本で398円もしました。くすんだ緑色、角ばって短くて太い不格好な様子はお世辞にも美味しそうではありません。外側の皮は何となくかびているような色合いをしていました。
プランテンチップス
ニューヨークのスーパーではこの写真のように「プランテンチップス」が売っていました。よくポテトチップスと並んで売っています。お味は色々ありますが、このオリジナル味は薄い塩味になっています。デンプン質が多いようでぼそぼそしていますが、私は好きです。とても薄くて、バナナ特有の良いにおいはしません。
日本にはあまり売っていませんね。私がKALDIで見つけたものはバナナの種類は書いてありませんが、普通の生で食べるバナナなのかもしれません。砂糖が塗ってあり、良いにおいがして甘いです。
プランテンの揚げたもの
昨年、カリビアンのレストランからUber Eatsでオックステールシチューを注文しました。その時サイドメニューを選べたので、プランテンの揚げたものにしました。甘味はなく、食事として食べても違和感がなく、美味しかったです。
この時の記事は⇊
プランテンを料理した結果
買ってきたカルダバは2本入っていました。結局2本とも油で揚げました。
◎最初の1本


皮は手で剥きにくく、端をまず包丁で落としました。その後、少し包丁で皮をむいて、手で剥きました。バナナよりベタベタした感じです。斜めに切り、油で素揚げして、ちょっと柔らかい状態になりました。大豆ミートを焼肉味にしたようなものと一緒に、白米の代わりに食べましたが、美味しかったです。味はほんのり甘く、わずかに酸味も感じました。
◎2本目


皮が黄色くなりかけていて、かなり熟れてきている様子でしたが、バナナの様に良いにおいはしません。皮をむいたら、今度はチップスを作るつもりで薄く輪切りにしました。といっても、前よりずっとベタベタ、糸を引きかけていました。プランテンの断面は少しオレンジ色になりかけていました。これを少ない油で揚げたのですが、揚げ方が悪いのか、厚いのか、思ったようなカリカリのチップスはできませんでした。揚げた後ははカリビアン料理御用達のジャークシーズニングをかけてみました。そんなにたくさんかけたわけではないですが、味はいけます!それから、プランテンは熟した分甘みが増し、酸味も増していた気がしました。
どうやらこのカルダバはバナナとプランテンの交雑種かもしれません。
まとめ
プランテンは料理用バナナで、甘みが少なく加熱して食べることが多いですが、時には生で食べられることもあります。
お値段は高いですが、見かけたら試してみて下さい。外国に行くことがあれば、果物売り場で探してみると良いと思います。プランテンチップスも美味しいですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)
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